休み時間にはトイレにこもるようになった。学校を休みがちになり、家庭でも個室に閉じこもったまま、家族と食事もしなくなったのである。こうしてついに退学。公立中学へもどった。その子をもてあましぎみだった学校は、親の意見には耳を傾けてくれたが、有効な手だてはとらず、「退学します」というと、あっさり受け付けた。「小学校3年から塾通い。6年生のときは家庭教師もつけて勉強させました。入学のときの費用などを合計すると、400万円はかかってるんじゃないかしら。それなのにけっきょく公立。無駄な出費だったんですね」Iさんは首をすくめた。
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